
素材について
■木の種類
kinomeでは主に4種類の木で製作しています。お使いの家具とのバランス、お部屋の雰囲気、木目や木の色など、お好きな木をお選び頂いています。
木の質感や年を重ねるごとに変化する色味を大切にしたいので、基本的に着色などはしておりません。
木材本来の色味や木目で、ご希望に添えればと思っております。
■オイルについて
kinomeでは家具、道具ともオイルで仕上げています。オイルを染み込ませることで木の呼吸を妨げず、木目や質感を残した自然な仕上がりとなります。

家具の仕上げには、ドイツ LIVOS社のクリアオイルを使用しています。
亜麻仁油がベースとなっているこのオイルは、その他の成分も体に配慮したものとなっています。
また、原料となる亜麻はリボス社の専用の畑で有機栽培され食品基準も満たしています。
浸透性なので木の呼吸を妨げず、木目、質感を残した自然な仕上がりになります。
*亜麻
フラックスという細く背の高い植物で、実からオイルを搾り、茎の中の繊維がリネンの原料になるそうです。
茎の太さはマッチ軸ほどと、とても細いそうですが、数ある繊維の中でも一番丈夫だという…だからリネン製品は丈夫なんですね。
お店を始めた頃、亜麻のオイルを使うと同時に、同じ原料であるリネンを生活の中でも使うようになりました。


カッティングボード・木皿・カトラリーなどは、食用のエゴマ油を塗り、水分から保護します。
収穫後、天日干しでじっくりと乾燥させた荏胡麻を熱処理せず、圧力をかけて押し搾っただけの無精製の油はとてもきれいな黄金色をしています。
食用油ですので、食べ物や口に触れても安心してお使い頂けます。
*荏胡麻(エゴマ)
一年生のシソ科植物で、東北ではじゅうねん、長野ではえぐさ、岐阜ではあぶらえなどと呼ばれています。